御由緒と歴史
HISTORY

 
    丹生都比売神社の創建は1700 年以上前と伝えられ、また、応神天皇より紀伊山地北西部一帯の土地と社殿が寄進されたと伝わります。
その後当社は紀伊国一之宮となります。
    御祭神の丹生都比売大神は天照大御神の御妹神さまで、お名前の「丹」は朱砂の鉱石から採取される朱を意味し、古代から魔除けの力があるとされています。
    約1200 年前、真言密教の根本道場の地を求めていた弘法大師の前に、丹生都比売大神の御子である高野御子大神が黒と白の犬を連れた狩人に化身して現れ、高野山へ導いたと伝えられています。弘法大師は当社より高野山の土地を授かり開山しました。
    鎌倉時代には、行勝上人により気比神宮から大食都比売大神、厳島神社から市杵島比売大神が勧請され、本殿は四殿となりました。
この功績から若宮には行勝上人が祀られています。